新 年 の ご 挨 拶 ( 荒川区中小企業経営協会)

増田茂行


 「 城 北 」 2006年  新 春 号

荒川区の小規模企業について
荒川区では西川太一郎区長の積極的なリーダーシップのもと平成17年6月23日、荒川区における産業振興に関する基本的な事項を定めた「荒川区産業振興基本条例」を公布しました。
 この基本条例に基づく区内産業振興策の一環として、荒川区産業振興懇談会が開催され、中小企業診断士の立場から、区内の小規模企業支援等についての意見を求められ、会議に出席してまいりました。当日は西川区長はじめ、学識経験者、区内企業者、産業関係団体の代表者、荒川区産業経済部の幹部の方々が出席され、私に与えられた発言時間は短いものでしたが、日頃から荒川区の小規模企業に接しながら感じていることを率直に述べてまいりました。

荒川区の小規模企業の特徴は小規模事業所の割合が95.9%と圧倒的に多いことがあげられます。特に資金繰り等の融資に関しては、「信金・信組」、「荒川区制度融資」を利用している割合があわせて約7割となっていますが、小規模な企業ほど借入を利用していない割合が多くなっています。これは融資に関する情報が乏しいためではないかと考えています。特に最近は「信金」さん、「信組」さんが営業の集金活動を縮小する傾向にあり、これにより小規模企業では「融資」に関する情報の入手ルートが狭められてきているように感じます。

小規模企業者に対し融資情報だけでなく、経営に関する各種情報を提供する分野において中小企業診断士がもっとも必要とされているのではないかと思います。しかし現実としては、ボランティア活動にならざるを得ない状況かもしれません。我々のビジネスチャンスにもなりながら、区内の小規模企業者にも喜ばれる活動がどうしたら出来るようになるか、今年はじっくり時間を掛けて考えていきたいと思います。城北支会の先生方のご協力をお願い致します。